真の父母様の本体論

キリストによる三大王権を中心として展開する天一国の真理真相解説

ヤマトの光さん!無意識世界に入る思考展開に付いて来ることが出来るでしょうか!

先回記事末部より


真のお父様が心に潜めたまま、霊界に入られました。真のお父様が心にしまって行かれた「見えない神様の教本」は、ただ一人二代王様に受け継がれ、国進様にも伝えられています。しかし、二代王様も国進様も、真のお父様が明らかにしなかったように、直接的に私たち祝福家庭に語ることはありません。


なぜならば、真のお父様が訴えられたように、私たちが自身で研究し、探し、調べて悟っていかなければならない内容なのです。


その為の手がかりを、真のお父様は、比喩と象徴の詩的文体のみ言として残されました。二代王様も2021年3月23日の「原理講論のキリスト論は、ひどくレベルの低い神学」と評価されてから、「見えない神様の教本」を悟りうる鍵となるみ言を語られています。


お父様の聖霊に導かれるならば、真のお父様の残されたみ言の鍵と、二代王様の語られているみ言の鍵は共鳴し合って、「見えない神様の教本」を悟らせようとしていることが分かります。


  **2021年7月28日水曜礼拝二代王様のみ言より引用開始**


 ですから、分かりやすく言えば、神様の心、神様の無意識世界、見えない心情世界を表現する実体として出てこられた主と再臨主、イエス様と再臨のイエス、真のお父様に会うことによって、分かることによって、私たちは神様の無意識世界と世界を分かるようになります。


 これは驚くべき事ですね?


 -(略)-


 だから、この無意識世界がそれほど重要なのです。神様が主を送られた理由も神様の無意識世界を見せるために、私たちと神様が授受作用できるように、人間を創造された理由も愛を与えて受けるために、関係を築くためになのです。深い関係とは何か?無意識世界、心情世界を見せることです。


  **引用終了**


夜の神様の無意識世界と通じれば、愛と心情の関係性が分かり、真の愛の本質が理解できるのです。


  *****


愛と心情の関係性を理解するには、神様の無意識世界まで入っていかなければなりません。キリストであるイエス様も真のお父様も、そのために送られたと二代王様は語っています。


心情世界は無意識世界と二代王様は明確にされました。創造を開始した夜の神様の心情世界が、無意識世界であることに間違いありません。そしてまた、たった一人でいた自己中心的な神様にも、無意識世界があります。その神様誕生前の無意識世界が、心情世界と呼べるものなのかを見ていくことになります。


たった一人で存在していた神様も、喜びを得るために存在していました。その神様に喜びを与えてくれる対象は存在することが可能なのでしょうか。


自己中心的な神様ではありましたが、その神様にとっての喜びは、自己の構想する知情意の思考展開が、そのまま実現し顕現した無限環境圏となります。自分にとっての真・美・善を、意識世界に自己投影して出現する、無限環境が対象となっていました。つまり、対象は自分の喜びを得るための理想が投影されたものであり、神様の中で主体と対象が完結しているのです。喜びとなる対象は、自分自身が投影され、意識世界に描かれた自分自身なのです。


人間に例えるならば、自分の想像の中で、夢を実現した状況を思い浮かべ、満足感を得ているようなものです。人間はその夢を現実世界で実現して、初めて喜びとなります。ところが自己中心的な神様においては、思考展開し情念が湧き起こる意識世界こそ、神様にとっての現実です。そこで喜びは、実感となっているのです。


つまり、神様の本性相の無意識世界と意識世界において、存在の喜びは完結しているのです。それでは、無意識世界から意識世界へと、神様の喜びを得るための構想が、何をもって意識世界へと立ち昇り、喜びの実感となる作用が展開しているのかという事になります。


その作用は、のちに本形状と呼ばれるようになる、前段階エネルギーによって為されています。神様が本性相と本形状の二性性相の様相になるのは、神様が愛によって生まれてからです。


天聖経 宇宙の根本 第1章 宇宙の根本秩序 1) 神様の二性性相の大展開
「神様は何のために、どのように生まれたのでしょうか。愛によって生まれました。宇宙の根本は、どのようになされたのでしょうか。愛の種があり、それが相対を中心として吸収してみたところ、神様自体が性相と形状によって構成されるようになりました。何を中心としてそのようになっているのでしょうか。愛を中心として形成されます。皆さんと同じです。父母の愛によって受けた皆さんの生命の種、一つの細胞が大きくなって今の皆さんが生まれてきたのと同じように、神様もそのように大きくなったというのです。神様も、目が生じ、鼻が生じてこのように生まれました。全く同じだというのです。」(207-27,1990.10.21)


このみ言の最も重要なテーマは、「愛によって生まれた」と語られた部分よりも、その直後のみ言にあります。


「宇宙の根本は、どのようになされたのでしょうか。愛の種があり、それが相対を中心として吸収してみたところ、神様自体が性相と形状によって構成されるようになりました。


愛によって生まれたことから、「神様自体が性相と形状によって構成されるようになった。」と語られているのです。


つまり、愛によって生まれる前は、「性相と形状という構成」にはなっていなかったという事です。これはどういう事でしょうか。


たった一人で存在していた神様は、存在の喜びを得るための授受作用は本性相、つまり心の内で完結していました。原理用語で解説すれば、本性相の内的性相と外的形状の授受作用という事になります。授受作用によってエネルギーが働き、無意識世界から意識世界に構想が展開されるということになります。


この作用するエネルギーは本来、本形状から来るものです。その本形状が、,,神様が愛によって生まれる前は、どのような状態であったのかが理解できれば、真のお父様が伝えようとしているみ言の真意が見えてくるのです。


ここに書かれたことは、「愛が先か?心情が先か?」と何事も、単純簡潔化してしまうヤマトの光さんには、思考展開において付いて来れないか、理解できないかだと思います。


批判的な質問をして来る方は、その返答を理解しようとする心を捨ててかかりますから、そう簡単には理解できません。しかし、思考展開に付いて来て下さる読者の方には、多くの覚醒を実感していただけると思います。まずは、そのように理解できる方が増えていくことだと思っています。その方々で、心情の基台を作っていけば、お父様の聖霊が働いてくださり、より多くの人々を導いてくれるでしょう。


また、無意識世界の真実を理解することから、真の愛の捉え方が、三位一体のキリストからの教えに高まります。その真の愛で人間関係を展開するようになれば、愛を受ける方々も自然と心霊が高まり理解できるようになるのです。


次回、たった一人で存在していた神様の本形状は、本形状自体の形状を持たない「虚無」の存在であったことを解説していきます。



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