真の父母様の本体論

キリストによる三大王権を中心として展開する天一国の真理真相解説

七一節と七八節の同時祝賀を真のお父様が企画した真の意義!

先回記事末部より


七・八節(天地父母天宙安息圏宣布)で語られた御言において、「安息」について次のように語られています。


**1997年8月9日「七・八節」天地父母天宙安息圏宣布の御言より**


私たちの理想家庭は、神様の安息所なのです。これは本当に漢字がないと、うまく説明することができません。
 「安息」という字を見てみなさい。本当に面白いです。この「安」の字は安らかの「安」の字ですが、「宀(ウかんむり)」は、家のことを指すのです。その中に女性が座っているのです。家庭を独占した王が女性です。それが「安らか」のことなのです。
 ところが、家の王がだれであるのかといえば、それが女性であったということを知らなかった韓国の民たちは、家庭破綻しかねない動機を造成してしまいました。
 それから、「息」は何かと言えば、「自由な心」と読めます。家庭に入って自由な心で昼寝をしても、夜寝ても、いつ寝たとしても眠ることができるように、侍ってさしあげるべき女王様がいらっしゃる所が安息所なのです。(「アーメン」)。何の話か分かりましたか? 
 男性たちは、「ああ、きょう先生が話したように、家庭の女王として侍ることができるので、自由な心があるので、安息することができたのでよかったです」と、このような解釈をしようとしなければなりません。
 あらゆる言葉を、「安息」という言葉を形容詞として使って結論づけてこそ、万事がオーケーなのです。永遠アーメン、唯一アーメン、絶対アーメン、不変アーメン、立体的アーメン。ナンバーワンの地上天国が展開されるべし。
 それでこそ、永遠不変の理想的な地上天上天国になるのです。そうではないでしょうか?女王様に侍った立場で、心が自由天地を謳歌することができます。女王の愛を受けて、疲れたこともどんなことも、すべて忘れてしまい、昼寝をするその夫は、幸福の夢の中で天下統一の理念が輝くのです。そのような理念の園で、花のように、灯台のように輝くことのできる女王の姿が現れることでしょう。そのようなとき、お母様は女王として、「アーメン。天下の主人が現れるのである。私の願いが完成した」と言うのです。分かりましたか?
 ですから、家では女性が女王です。それは、赤ちゃんたちを抱えて家庭の万事を支配することにおいて「王の中の王である」、というのです。そうして男性は、世の中に出ていって多事多端なものを処理し、頂上の位置ですべての勝利の覇権者として登場して、天下を眺めて手を挙げれば、天下のすべてのものが「万歳。私たちの王の中の王に、永遠に天の幸福が続くべし。アーメン」と言うのです。そこでは「オーケー。アーメン」と言うのです。


  **引用終了**


はたして韓氏オモニは、このような真の愛の世界を、真の家庭に築くことが出来たのでしょうか。もし、韓氏オモニが出来ていなかったとしたなら、誰が勝利したのでしょうか?


  *****


1991年7月1日に七一節が宣布された時に、真のお父様は全世界の祝福家庭に対して、氏族メシヤとしての本格的な出発を命じられました。


この氏族メシヤについての真の意義を、真のお父様は16万人日本女性修練会で語られています。
氏族メシヤの勝利無くして、重生の基準が立たないのです。サタンの血統に生まれた者が、どのようにして神様の血統へと生まれ変わるのかを、具体的に語られたのです。


長くなりますが、七一節と七八節の真の意義を知るためには、とても重要なことですから、ぜがひでも読んでください。


  **16万人女性修練会「真の父母と重生」(1993年12月20日)**


真の父母が必要ですか、必要ではないですか? (必要です)。なぜ必要ですか、なぜですか? (真の愛ゆえです)。いいえ。堕落したのだから、堕落から始めないといけないのです。堕落して偽りの血統を受け継いだのだから、真の愛とは関係ない立場に立っているので、真の愛を再び接ぎ木して、接触させて、再び自分たちが甘柿になるために、真の父母が絶対必要です。真の父母が立たなかった場合には、渋柿の枝から甘柿は永遠に結ばれることはできないから、甘柿になるために真の父母が必要なのです。こういうふうな説明をしないといけないのです。絶対必要ですか? 絶対の反対は何ですか? 何、不絶対ですか? (笑い)それが一番良いのです。何か反語を探すことに考える必要はないのです。不絶対です。(笑い)それは絶対必要なことです。いなかったら大変です。分かりましたか? (はい)。


図-1


(先生が黒板に図―1を書かれる)これが八段階です。分かりましたか? これも、これも、これもです。これがこれです。八段階です。一、二、三、四、五、六、七、八段階です。これは蘇生、長成、完成です。これは旧約時代、新約時代、成約時代です。これは六〇〇〇年の六〇〇〇年です。これは歴史的に過ったすべてを綺麗にして、平面的にも綺麗にしないといけないのです。だから、ここ(A)にいる五十二億というものは、みなこっち(B)から生まれて生まれて、こういうふうになっているのです。分かりましたか? 蕩減復帰です。過って生まれたのだから、再び生まれなければ、正しく生まれなければならないのです。



 だから、こういうふう(C)に生まれていった者が、こういうふう(D)に逆のほうに生まれるために、母の腹に戻っていかなければならないのです。分かりますか? 重生のために再び生まれるためです。そうなるというと、ここ(E)で家庭を中心として、家庭と氏族をつなぐには梯子が必要です。ここで絶対必要なのは氏族メシヤです。(先生が黒板に図―2を書かれる)


図-2


その一六〇か国の中心が再臨の父母です。真の父母です(A)。こっちから、蘇生、長成、完成です。国を中心として、これが氏族のメシヤです(B)。氏族メシヤと家庭的四位基台が整うことによって入籍ができます。分かりましたか?


 それと同じように、この基準によって家族はみな、氏族のお母さんの腹の中に戻っていかなければならないのです。女と子供です。神様を失ったのは、女とカイン・アベルです。分かりますか? アダム家庭を失っているのだから、それを探さなければならないのです。それで、再び腹の中に入ってしまわなければなりません。


 全世界の女はお母様の分身になるのです。分かりましたか? (はい)。それはナイロンの細い線をずーっと、つないだのと同じです。電気をつければ、そのナイロンを通して電気がつきます。そういう一体圏をつくりなさいというのです。それはなぜかというと、お母様の心情を体恤しなければならないからです。分かりますか? お母さんが寂しくなった場合には、自分も何となく寂しく感じないといけないのです。一体にならなければなりません。


 だから、「お母様の分身になりなさいー」と言うのです。全世界の女は一人のエバだというのです。分かりましたか? (はい)。全世界の男は、堕落した復帰時代に入った天使長だというのです。分かりましたか? (はい)。エバの相対基準は、再臨の主、完成されたアダム基準です。アダムと関係しないで、反対の方向へ行った者が、再び帰ってきて、アダムと関係するようになるのです。君たちは今、そういう立場に立っているのです。分かりましたか? (はい)。


 そうなるというと、真の父は二人ではないのです。分かりますか? 女はみな真のお母さんの腹とつながった糸みたいに、電線でつながって電気がつくのと同じように、その腹の中に子供をはらんで、家庭的な父母は、家庭でのカイン・アベルを中心として、氏族的なメシヤのお母さんの腹に入るのです。氏族的なメシヤのお母さんの腹を通して、民族的なお母さんの腹、それで先生を中心として、一六〇か国のお母様までつなぐのです。それは民族から、国家、世界、天宙まで、三段階をつなぐようになっているのです。蘇生、長成、完成です。ここだけをつないでおけば、すぐに神とつながるのです。一六〇か国です。分かりましたか? (はい)。


 全世界に同じようなペースでもって氏族メシヤを送っているから、家族メシヤはアダム家庭であり、氏族メシヤはアダム家庭です。それは、先祖をなくした、統一教会の祝福をされた者たちです。それはアダム家庭と同じです。アダム家庭で先祖をなくしたので、先祖復帰が氏族メシヤです。それから故郷復帰です。故郷を失ったので、神の基地がなくなってしまったのです。


 それで、再び故郷が生まれることによって、神と同じく同居する時代に復帰していくのです。家庭から氏族、国家を通して、世界へつなぐ道ができるのです。だから生まれ変わるには、逆の方向に向かって、逆に戻っていって、真のお母さんの腹の中にみな入ったような立場に立つのです。「うわー、そんな話がなぜか?」と言うと、天国という所は真の父母の愛を中心として、真の子供の種を結実させた者たちが、地上で王権に侍り、王族として生きた者が、最初の天国に入って王族になるのです。王族の兄弟をたくさん重ねた場合には国になるので、国民が増えていくのです。分かりましたか? そうなっているのです。


 だから、王族圏の心情を体恤しなかった者は、理想の神様の本郷の国に入る資格はありません。これは何人としても、否定できません。神様の考えは、それ以上のことを考えるのですが、それが最高の考えであれば、そうならざるを得ないのです。だからアダムとエバは、神様の万能の王子と王女であったということを忘れてはなりません。分かりましたか? (はい)。 分かりましたか? (はい!)。


**引用終了**


私たち祝福家庭の一人一人は、真の母によって生まれ変わるのではありません。真の母が、どんなに真の母としての位置を勝利したとしても、その真の母自身が、祝福によって原罪をあがなわれた一人一人を、産み変えることができるわけではないのです。


真のお父様は「氏族のお母さんのお腹の中に戻って」と語られています。それから、次のように続けています。


「神様を失ったのは、女とカイン・アベルです。分かりますか? アダム家庭を失っているのだから、それを探さなければならないのです。」


つまり、氏族の王妃は、母子協助によって氏族のアベルカインを一体とすることにより、お父様の聖霊を迎える基台を作る為の基点となっている存在なのです。そのお父様の聖霊を氏族の王が迎え、キリストが氏族の王と、アベルカインそれぞれの心に臨んでくださるようになった時に、その氏族はお父様の聖霊の働きによって、昼の神様の胎内に入るのです。


アベルカインの一人一人が聖霊を迎えて、心情一体圏が出来たときに、その一体圏が神様の真の愛に包み込まれるようになります。つまり、昼の神様とは何かといえば、夜の神様から真の愛が発動され、心情一体圏またはアベル圏という存在圏を包み込んでくる包容感ということになります。


そうすると、氏族のお母さんが分かるのです。氏族の王妃たちが心情一体圏を形成し、その一体圏でアベルカインが一体となったその心情圏を、神様の真の愛が昼の神様の現れであるかのように包み込む時、まさにその包容感を、氏族のお母さんと呼べるでしょう。


昼の神様の発動源は夜の神様です。夜の神様からお父様の聖霊となって発動される真の愛は、存在体や存在圏を包み込む昼の神様の胎となって結実するのです。


お父様の聖霊を迎えた氏族メシヤの一人一人が、お父様の聖霊によって、心にキリストを迎えられるようになることこそが、重生するためのポイントなのです。


つまり、サタンの血統から神様の血統に産み変えるとは、真のお母様がなさるものではなく、キリストとお父様の聖霊によって為されるものなのです。男性も女性も、つまりは王も王妃も、キリストと一体となることを通して神様の血統に入り、お父様の聖霊によって導かれることによって直接主管圏に入るようになるのです。


いきつくところは、「聖父・聖子・聖霊の三位一体」のキリストと一体となってこそ、私たちは重生して天一国に生きることのできる、王王妃としての資格を得られるということなのです。


そしてさらに、その氏族メシヤの母となる女性が、真の母と一体となって全世界の女性を代表する者たちが心情一体圏を造ることの究極的な意義があるのです。


その究極的な意義は、二代王のご夫妻に結実し、三代王が誕生するという事です。その三代王の生命を孕むための、二代王ご夫妻の愛の一体化は、神様の四大心情圏の完成に直結するのです。


1991年9月18日、真のお母様が日本に来られて、参席した七千人以上の食□たちに「エバの使命」という題目のみ言を語られたのです。その上で1991年10月31日に、「アジア平和女性連合」韓国支部創設大会が行われ、真のお母様は講演を次のように締めくくられていました。


  **真のお母様全国大会基調演説「アジア平和女性連合が行く道」の結論部分**


特にこのような真の家庭が集まった私たち韓国の『アジア平和女性連合』は、分断された韓半島の南と北を神様の真の愛でその血脈を続ける統一運動を積極的に展開しなければなりません。


ひいては、私は、「アジア平和女性連合」をはじめとして、私たちとみ旨を一緒に歩む世界の女性たちと共に、五大洋六大州に「世界平和女性連合」を結成するように努力します。


 そして、最後に「世界家庭連合」を創設することによって、地球星全体に、神様をお迎えして理想を花咲かせる平和の世界が成されるようにする道が、きょうこの全国大会の目的になるのです。この神聖な課業のために、私たち全員がより一層奮発し、積極的な努力をしていきましょう。


  **引用終了**


「世界平和女性連合」は「世界家庭連合」の創設へと繋がっていくものであったのです。つまり、真のお母様と世界を代表する祝福家庭の女性の一体圏成就こそ、世界家庭連合の創設へと繋がるはずでした。


その後、1992年4月10日にはソウルで、「世界平和女性連合」の創設大会が行われ、そこから日本、米国、ヨーロッパと女性組織を拡大するために世界を巡回されました。そこで真のお母様が問われるのは、真の母としての心情の勝利です。各国を巡回しながら、その国のアベルカインを、どれだけ一体化させたかが問われるのです。


また、真のお父様は1993年12月から、世界の女性を代表する日本祝福家庭の夫人たちを、16万人日本女性修練会において教育し、女性の心情一体圏が実現することを願われたのです。


もし、1993年から日本に派遣された韓国人幹部や牧会者たち、及び日本人幹部や牧会者たちが、康賢實先生と同じように、「涙の海を成す日本」の心情的重生基準を受け止めて、世界摂理活動と氏族メシヤ活動へと展開できていたなら、どのような事が起きたでしょうか。そのようになれば、世界平和統一家庭連合が、お父様の願う本然の祝福家庭の組織体となっていたに違いないのです。その本然の組織体により、どのような摂理へと展開されていったのかということです。


 キリストを迎え祝福家庭が重生・復活・永生の基準に至れる氏族メシヤ、つまり昼の神様の胎となる勝利的氏族メシヤが展開し、その拡大をサポートする世界平和統一家庭連合が出発できたはずだったのです。


ところが、日本の祝福家庭の女性たちが真のお父様からの直接指導を受け、また続いて日本において男性たちに教育が展開されたにも関わらず、同時期に韓国から派遣された幹部や牧会者たちとのアベルカイン一体化が築けませんでした。それまでと同様の、中央集権体制組織を持続し、摂理上重要だった氏族メシヤも家庭連合も受け入れられなかったのです。


当然、メシヤの為の基台は立たなくなり、キリストを迎えられず、逆に後継者となっていた孝進様家庭を、1995年にサタンに奪われたのです。さらに、霊界システムのもっとも重要な中心となっていた天総官・興進様との関係性から、逸脱した浄財集金所としての清平役事が行われるようになるのです。


この時点で、七一節の勝利基準が失われるはずですが、当時は真の母として立っていた韓氏オモニに代わって、真の母の勝利基準を立てた女性こそ、康賢實巡回師であったのです。真のお父様からの指導を受けた日本の食口たちと、康賢實巡回師は心情一体となって「涙の海の心情圏」を形成したのです。これこそ、日本の最前線の兄弟姉妹たちが、真のお父様と一体となった母の愛に包容され、アベルカイン一体となって築いた「涙の海の心情圏」・・・、「安息の心情圏」なのです。


韓氏オモニによる表の公的な摂理の影で立てた、「涙の海の心情圏」・・・、「安息の心情圏」の勝利基準を、康賢實巡回師が真のお父様に報告しました。このことによって、長子・孝進様を後継者とした建国摂理に代わる、末子を後継者とするための二次摂理としての極秘戦略を展開できるようになるのです。


この康賢實巡回師と日本の最前線の食口が築いた「涙の海の心情圏」・・・、つまり第四次アダムの勝利権というバトンを、真のお父様が手にしたことによって、七一節の勝利基準の上に七八節の宣布することが可能になったのです。


この七八節を宣布された1997年8月9日の翌月となる9月6日に、「涙の海の心情圏」によって立てられた「第四次アダムの勝利権というバトン」を、末子・亨進様に渡すための祝福が行われるようになるのです。


1997年9月6日に亨進様と栄進様が祝福を受け、アベルカインの信仰基台を立てられました。ここで祝福を受けた亨進様とヨナ様によって、三代王の生命を誕生させ、四大心情圏三大王権を成就し、実質的本然基準の「天地父母天宙安息圏」を築くための摂理に入っていくのです。


つまり、昨日行われた七一節と七八節の同時祝賀は、三代王権のもとに展開する「天地父母天宙安息圏」である天一国を祝賀するとともに、王王妃に自覚を促すためのものであったのです。




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